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AED顕微鏡歯科衛生士

年間の心臓発作による突然死の発生率は厚生労働省によれば日本国内で、年間2~3万人と推計されています。超高齢社会の進展にともない発症の件数は今後も増加する傾向にあります。

 目の前で人が倒れた、呼びかけても反応がなく呼吸も確認できない。この時は心臓が止まっているわけではありません。心臓が細かくふるえることによって血液を送り出せない状態になっていることがほとんどです。しかし、私たちが倒れている人を見ただけで心臓の状態を確認することが出来ません。AEDは痙攣した心臓に電気を流して元の働きに戻すための機械です。また、心臓の動きを確認する「生きてるかどうかの判断をするためのもの」です。

 では、具体的に倒れている人を見つけてから何をどうすればいいのかご説明します。

1 まず、周囲をみわたします。左右、上下と危険な物がないか確認します。

2 意識の確認です。小さい声かけから、段々大きい声へとボリュームを上げて肩をたたきます。

3 呼吸の確認(胸をみて動きがあるか確認する)

4 周囲への呼びかけ(AEDを持ってきてもらう、119に電話をしてもらう。このとき周囲にいる人の特徴を指し、お願いすると他人事という認識がなくなるので良いとのこと。○○の色の服をきてる方など。)

5 胸骨圧迫(乳首のラインの中央に手を起き、1分間に100回のテンポで胸骨圧迫をする。30回1セットをひたすら続ける。)

6 AEDが到着する。周辺に水や血液がないか確認し、倒れている人の頭の上にAEDをおきます。まずカバーを開け、ボタンを押し電源を入れます。中には、着ている服を切るためのハサミ、水分を拭き取るためのガーゼ、体毛を剃るためのカミソリが入っています。傷病者の上半身を完全に脱がせる必要があります。また、金属が肌に付着していると電流をながしたときに火傷の後が残ってしまうので女性の下着のワイヤーもとる事が優先されます。続いてAEDから電極パッドを取り出し1枚づつ剥がし絵に描いてある上半身の部分にパッドを貼付けます。1枚づつ剥がさないと2枚の粘着面がくっついて使えなくなってしまうので要注意です。装着面にパッドを張ったら、心電図の解析が始まります。電気ショックが必要と判断されると音声指示でボタンを押してくださいと指示があります。傷病者に誰も手を触れてない事を確認し、ボタンを押します。

7 電気ショックを与えた後はまた、胸骨圧迫を続けます。救急隊が到着し指示があるまでやめないこと。

 心臓の痙攣が起こると、数秒で意識を失い続いて呼吸が停止します。心臓が正常に動かないままだと1分ごとに救命率が約10%ずつ低下します。3分以内に除細動を行えば70%が救命できるといわれています。

 皆さんも心肺蘇生が必要な場面に出くわした時にパニックにならず、目の前の人の命を救えるよう一度、心肺蘇生の方法、AEDの使い方を一度確認してにみてはいかがでしょうか。ご参考までにどうぞ。

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