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ALS 運動ニューロン病

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は運動ニューロンの選択的な変性をきたす難病ですが、残念ながら現在まで根本的な治療は見出されていません。病態解明・治療法開発をめざす研究については、1993年に優性遺伝性ALSの原因因子として初めて同定されたSDD1の変異による発症機序の解明を中心に進んできましたが、2006年に孤発性ALSの運動ニューロンのユビキチン化凝集体の主要な構成タンパク質として「TDP-43」が同定され、2008年にその遺伝子異常により家族性ALSの原因になることが判明してからは、TDP-43についての知見も集積し、孤発性ALSも視野に入れた治療法への戦略が見え始めてきています。

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は、主に中年以降に発症し、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが選択的に変性・消失をきたす神経変性疾患です。有病率は10万人当たり2〜7人ですが、一部地域(グアム島および紀伊半島)での多発が報告されています。男女比では、やや男性が多い。日本では2011年度のALS特定疾患認定患者数では約9,000人で、社会の高齢化に伴い増加傾向にあります。多くの症例は孤発性ですが、約10%が家族性であり、その約20%に遺伝子変異が認められています。症状は、孤発性と家族性ともに大きな違いはなく、進行性の四肢の脱力や構音障害で発症し、やがて呼吸筋麻痺となり、人工呼吸器を使用しない場合には2〜5年の経過で死に至ります。経過中に精神障害や認知機能障害をきたす患者がおり、TDP-43陽性封入体で特徴づけられるALS-前頭側頭葉変性症スペクトラムの両方の表現型を呈すると考えてられています。

現在までに、有効な根本的治療法は確立されていませんが、数ヶ月の罹病期間延長効果を期待できるグルタミン酸遊離抑制作用を有するリルゾールが治療薬として保険適応となっています。

TDP-43遺伝子が同定された2008年以降に原因遺伝子の発見が相次ぎ2012年では家族性ALSの原因遺伝子はALS1〜ALS18まで命名されています。

ALSの発症機序については、近年のTDP-43の研究の進展によりRNAプロセシング異常が新たに注目されています。グルタミン酸興奮毒性、タンパク質凝集体毒性、タンパク質分解障害、ミトコンドリア障害などが主要な仮説です。また、運動ニューロンを取り巻くグリア細胞による疾患への寄与が証明されており、運動ニューロン外からな影響も重要です。さらにミスフォールドタンパク質の伝搬仮説(プリオン仮説)は選択的運動ニューロン変性を説明しうる有力な仮説であるそうです。

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