東京顕微鏡専門歯科医院 Advanced Care Denta Office
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歯石が見える時代
かつての肉眼や拡大鏡下でのポケット内の歯石は指先の感覚や音で判断し除去なければなりませんでした。
そして歯石は完全には取れていないという文献的考察はこちらに書かれていおります。
http://microscope-enhanced-dental-hygienist.jp/archives/52663360.html
歯石を盲目的に除去していた感覚の時代。でもそれは顕微鏡がなかった時代のお話。
現在は顕微鏡で歯石を見て確認して除去できる時代になりました。
そしてこれを見ている皆様も顕微鏡拡大画像で確認できるのが最大の利点です。
下顎右側第一大臼歯近心縁下歯石除去です。
歯型をとる前の歯石除去です。歯石がついていると、炎症が起こり、歯肉が腫れたり、出血したりするので、型取りが上手く行かない時があります。
肉眼や拡大鏡では確認が大変困難なポケット内根面に付着している歯石です。
顕微鏡で真上から覗き込むと直接確認できます。
歯石の奥行きを確認するために歯周溝に向かって垂直にエアーをかけます。
下の写真をご覧下さい。
歯肉をよけながらエアーをかけると縁下歯石の全体像が見えます。
顕微鏡治療のポイント。必ず歯肉溝の底部を確認します。
底部を確認しなければ歯石を取り残す事があるからです。
歯石に超音波スケーラーを使用して粉砕していきます。
不必要に根面に超音波スケーラーを当てるとはに大変なダメージを与えます。
これも顕微鏡治療のポイントとなります。
歯肉を圧排し、歯石の底部をしっかり確認し、さらに粉砕していきます。
顕微鏡で診て、圧排して、歯石除去、そして吸引。
顕微鏡診療はアシスタントさんなしでは不可能です。
最後に根面の表面にうっすら付いている歯石をハンドスケーラーで除去します。
顕微鏡は見えるから確実に除去できます。
いくら顕微鏡を使って精密な治療をしても、土台がしっかりしていなければ歯は長持ちしません。
しっかりした土台を作るのが私たち歯科衛生士の役目でもあります。
歯石除去完了です。
術者や患者さんだけでなくこれを見ているあなたも確認できます。
動画や画像もデータに保存され、いつでも世界中の誰にでもこのようにお見せすることができる。
どのような状態で、どのように施術したか、全てを公開できる。
これが肉眼やルーペの盲目的な過程も結果も誰に見ることは出来ない診療とは決定的に大きく異なる点です。
歯科医師だけではなく歯科衛生士にも顕微鏡が使えるようになれば患者さんはもっと健康になれると思います。
将来的にそんな時代になれば良いと思います。
口腔を通して心と体の健康を一生涯に渡ってお守りします。
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